老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

「銃口を人に向けること」に厳しい社会でよかった

 

  日本に生まれてよかったシリーズ

 

1)銃社会

 

  アメリカのポリスが

  容疑者(サスペクト)を逮捕する動画(footage)が

  ネットにいっぱい上がっているのに気づいた。

 

  例のブラック・ライブズ・マター後の

  ポリス・オフィサー側の

  問題回避的、善後策、なのかどうか。

 

 

2)暴走おばさんにも銃口を向ける

 

  いかにもギャングっぽい銃を撃ちまくる

  容疑者の狙撃シーンとかあって

  閲覧注意の警告が最初に流れたりするが

 

  アルコール依存症とか薬物中毒とか家庭内暴力とかの

  拳銃は保持していなさそうな女性たちにも

 

  指示・命令に従わず攻撃的な抵抗を始めると、

  テイザー銃とか拳銃の銃口が向けられる。

 

  もちろん銃をぶっ放してくる女性がいるのも事実だけど。

 

  とにかく抵抗する者には

  銃口を向けることが基本の動作らしい。

 

  その感覚が日本人と全然違う。

 

 

3)拳銃を隠し持っているかもしれない危険性

 

  銃保持が認められている社会では

  相手が銃を隠し持っている可能性が極めて高いが

  見た目でそれが判断できないということが

 

  反抗的、攻撃的な容疑者に

  まず銃口を向けて対応せざるを得ない

  一番の理由のだろう。

  それはわかるが、なんか異様だ。

  

  銃を持っている可能性が確実に低ければ

  様相はガラっと変わるだろう。

 

 

4)逮捕シーンは絶叫、阿鼻叫喚

 

  ポリスもサスペクトと銃で応戦する時は

  恐怖のどん底らしい。

 

  ポリスもサスペクトも

  悲鳴のような大声を

  絶叫し合いながら銃をぶっ放し合う。

 

  やらなければやられるという

  恐怖だけが支配する瞬間の非人間性

  強く感じさせられる。

 

 

5)銃否定社会であることのありがたさ

  

  日本では警察側の銃使用さえ、

  厳しい統制下に置かれている(と思う)。

  詳しいことはもちろん知らないが。

 

  日本では犯罪者逮捕のような場面であっても

  警官が銃を取り出すことや

  さらには「銃口を容疑者に向けた」ことすら

  その是非が問われることがある。

  

  そこには銃規制と言う以上の

  日本人の銃に対する拒絶意識、銃否定の意識が

  作動しているように思える。

 

  そして、それこそが日本の「安心安全な社会」の

  基盤なんじゃないかとつくづく思う。

 

  アメリカン・ポリスは絶叫しながら銃を使い

  アメリカの安全のために

  勇敢に戦っているつもりかもしれないが、

  なにか問題の本質をはき違えている気がする。

 

  まあいくら言ったって理解されはしないだろうけど。