老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『蜻蛉日記』 道綱母の評判

本日は、昭和99年2月29日。閏年の閏日ですが、「安和の変」のあった安和2年(西暦969年)は、5月が二度あったことが『蜻蛉日記』読むとわかります。閏月です。旧暦も奥が深そうです。 1)芳しくない評判 『蜻蛉日記』は、作者の「道綱母」さん(NHK大河ド…

平和理念の泥沼と欠陥 国連の前近代性

侵攻から2年 1)ウクライナが追い込まれつつある 最近、ロシアがウクライナ東部での反々攻で、制圧域を再拡大させている。ウクライナ側は、東部(ドネツク州)を手放さざるを得ないまでに追い込まれている。 詳しいことはわからないけど、ロシアが北朝鮮と…

『蜻蛉日記』の「うつろひたる菊」

知らないことだらけ 1)「色褪めた菊」の大事な意味合い 2月1日に『蜻蛉日記』の著者について、いろいろ書いた中で、旦那である兼家さんの足が遠のいたら従者に探偵させたり、腹いせに送った有名な歌『なげきつつ ひとり寝(ぬ)る夜の あくるまは いかに久…

『蜻蛉日記』の「折り枝」

専門家の研究には教えられます 1)和歌を小枝に添える 『蜻蛉日記』中巻に、和歌をしたためた青い短冊を、柳の小枝に結び付けて差し出すシーンがあります。 2段の969年3月中旬ころ、「小弓」(小さい弓で、先攻、後攻の2チームに分かれて競う射的ゲーム…

蜻蛉の日記読みかけて睦月尽

行き場なき争いの世の冬深し 昭和99年2月1日 1)あっというまの2月 『徒然草』第12段読解の中、「をかし」の中古~中世の用例を追っかけ出して『蜻蛉日記(かげろうにき)』にはまる。また、わからないことばのネットサーフィンしながら読んでいたら、上…