老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

「唐突」ですが

 他人のこと言えた義理じゃ

  ないですが 

 

1)唐突という字を手書きしようとし

 

 「当突」と書いて

 いやちがうと思ったものの

 「トウ」の字がなかなか

 出てこない。

 

 

2)ネットでは難儀しないけど

 

  タイプして「唐突」と出て

 そうだそうだ、と思ったものの、

 

 そもそも「唐突」てどういうこと?

 なんで「唐」なの

 「当」でよくない?!

 というような気になり

 また検索。

 

 すると、ネット上では、

 大きな国が、突き当たる

 というような解説。

 

 

3)新漢和辞典

 

 「唐」も「突」も引くと

 どちらにも「にわかに」の意が

 記載されている。

 

 だから、

 「大きな国」も、「突き当たる」も

 ここではあんまし関係なくて

 

 「俄かに」の意と、

 「唐」には、「大言」「ほら」

 などの意もあるようなので、

 ゆっくりした「にわか」さではなく

 勢いを感じさせる「にわか」さ

 のような意味合いのようです。

 

 

4)コピペの弊害?

 

 まあ、想像ですが、

 誰かが思い付きで書いた

 まあ、テキトーな話が

 

 拡散されて

 まかり通っているんでしょうね。

 

 でも、わざわざ解説しようと

 意気込んだ時に、

 漢和辞典引こうとは、

 ならないんでしょうね、今は。

 

 そもそも、

 漢和辞典を引く習慣が無い?

 

 まあ、あんまり他人のこと

 言えませんがネ。

 

 

5)漢和辞典がわかりにくい

 

 というのもあるんでしょうね。

 ほっこりも最近、

 漢字ペディアとかすぐ使いますし。

 

 それと、小駒勝美さんの

 『漢字は日本語である』を読んで

 長年の使いづらかった思いが

 解きほぐされたような気にも

 なりましたしね。

 

 小駒さんの

 『新潮日本語漢字辞典』を

 使ってみたいなと思いつつ、

 

 大修館の『新漢和辞典』改訂版

  昭和四十三年二月十五日 

  改定第二版第六刷発行

  (姉のものの借りっぱなし)を

  相変わらず、使ってます。

 

 中学のころからですからね。

 もうこの歳だし、

 本は減らそうとしてるんだし、

 まあ、もう、いいっか、

 てな感じもありますね。