老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

余生仕事の曲がり角

 仕事の曲がり角

 

1)今、仕事の曲がり角です

 

 ほっこりな余生仕事のつもりの

 造園業だったのですが

 

 樹木の剪定などは

 仕事全体の1割程度。

 残りの9割はハードな肉体労働。

 外構の日は、ほぼ終日の重労働。

 

 

2)新入りだから?

 

 造園にしても外構にしても

 技術のまだない新入りは

 体力仕事の役回りとなり、

 

 親からもらった頑健な身体は

 よけいその役回りが

 周りからも期待されてしまう。

 

 

3)一日の拘束時間が長い

 

 朝は3時、4時起きで

 夜は9時には眠くなる。

 

 ウクライナ情勢も元首相銃撃も

 気にはなっているが

 まず、あれこれ考える気になれず

 常に全身から抜けぬ疲労感に

 ただぼーっと無為な時間を過ごす

 のみ。

 

 

4)終わりのない運動合宿

 

 そんな感じ。

 最近の運動指導なら、

 オーバーロード超回復といった

 休息時間の重要性を考えるでしょう

 

 そんな理屈なんかしらない

 昔の合宿が延々続く切なさ

 

 

5)でも体力は延々続かないだろう

 

 60代、70代、80代の社員は

 鏝(こて)仕事や、ブロアー役、

 つまり、より楽な仕事を専らに

 したがるのですが、

 

 それはまあ、いずれ自分も

 そうなるだろうと、先が読め始め

 

 

6)いずれ職長にという声もあるが

 

 まあ、こちらの頑健肉体期待では

 あるだろうけど、

 それ自体はありがたい

 上からの期待の声も聞き始めると

 一層、

 

 そういう、あまり健全と思えない

 肉体状態と精神状態を

 これから延々続ける覚悟はあるのか

 

 軽仕事に逃げる年上連中と

 外部の人夫出し(下請け)を束ねて

 納期内に作業を終わらせる

 というようなことが

 自分のやりたかったことだっけ?

 

 そういうことに全身全霊

 傾けたかったんだっけ?

 

 と、自問自答の日々。

 

 

7)それよりなにより

 

 やっぱ、

 本を読もうという気にならない

 そういう生活が

 

 自分が人生終盤で

 本当に送りたい生活だったのか

 

 そこが、一番なんです。

 

 もちろん、野草図鑑とかは

 毎日見てはいるのですが

 そういうこっちゃなくて・・・。