老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

アカシアの雨のおかげで~♪

  雨のおかげで整理がつきました

  (詳細は、各自ご確認ください)    

 

1)久々の雨天休日

 

 最近は、国道沿いの

 除草作業が続いているのですが

 

 今日は終日の雨ということで

 久々の雨天休日になりました。

 

 

2)除草作業のやっかい者

 

 今、国道沿いの緑地帯では

 ヤブガラシやクズなどの野草が

 オオムラサキツツジ)等々の

 本来の植栽を覆いその勢いを

 衰えさせんと跳梁跋扈していて

 そういった野草の除去や

 植栽自体の刈り込みなどが

 作業の目的なのですが、

 

 ハリエンジュ(ニセアカシア)や

 クワなどの低木や笹(竹)類が

 植栽に侵入して育ち、植栽を大いに

 荒らしているというのも作業に

 参加してみての発見でした。

 

 ハリエンジュはその名の通り

 針つまり棘をもっていて

 手づかみすると刺さって痛い

 除草作業の厄介者です。

 

 

3)アカシアがニセアカシア???

 

 ハリエンジュはニセアカシア

 別名をもっていますが、

 (マメ科マメ亜科ハリエンジュ属)

 

 日本のあちこちの大通りなどで

 アカシアの名で呼ばれる街路樹は、

 概ね、このハリエンジュ

 つまりニセアカシアなのだそうです

 

 日本人が、アカシアと呼び習わして

 きた木が実はニセアカシアだった。

 って、どうゆうこと?

 

 と、思ってググったら

 混迷深まるばかりでした。

 

 

4)見た目の特徴が混乱の元

 

 まず、エンジュですが、マメ科

 (マメ科マメ亜科エンジュ属)

 なので、葉の形が

 フジ棚のフジや、雑草では

 カラスノエンドウなどの

 羽状複葉というマメ科特有の形。

 

 この見た目の特徴的な形状がが

 似た葉をもつあれこれを

 混乱の渦に巻き込んだ、

 ようです。

 

 エンジュには棘がなく

 棘をもつのがハリエンジュで

 これがニセアカシアなんですが

 日本人はこれをアカシアと通称

 してきた。

 

 

5)アカシアとニセアカシア

 

 アカシアもマメ科なんですが

 (マメ科ネムノキ亜科アカシア属)

 マメ亜科ではなく、ネムノキ亜科の

 アカシア属となっていて

 (そこら辺に国際的な論争のあった

  ことwikiに記載されています)、

 

 羽状複葉がネムノキの葉のような

 より鳥の羽に近い葉の仲間が

 アカシア属らしいと理解できます。

 

 実は、ハリエンジュが明治時代

 アカシアとして輸入されたものの

 のちに細かい鳥羽状のアカシアが

 こっちが本来のアカシアとして

 再度輸入されたので、

 先に入った方を、似たアカシア、

 ニセアカシアと定義するように

 なったらしいです。

 

 

6)さらにミモザがからんでくる

 

 このネムノキ亜科は、分類上の

 ラテン語?筆記で Mimosoideae

 と記され、ミモザの仲間の意が

 込められているようなのです。

 

 なので、

 フサアカシアやギンヨウアカシア

 といった本来のアカシアの方を

 ミモザミモザアカシア

 言ったりするらしいのですが、

 

 ミモザというのは正確には

 オジギソウのことらしく

 まあ、あのオジギソウも鳥の羽状で

 ここでも見た目の乱戦で

 

 見た目の混乱三つ巴的名前付けの

 ずれ具合だったらしいのです。

 

 

7)アカシアというと

 

 昭和世代は、西田佐知子の歌う

 「アカシアの雨がやむとき」を

 思い出します。

 

 ほっこり3歳の時世に出た歌で

 ほっこりも幼い頃、西田佐知子が

 TVで歌っているのを観ましたし

 その出だしは、しっかり覚えて

 います。 

 

 この歌のアカシアもニセアカシア

 だったとwikiに記載されています。

 

  ♪ アカシアの雨のおかげで~

  ♪ そのまま知ってしまえた~