老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

木は伐ってみよ

 木を伐って気づいたこと

シラカシの枝とチェーンソー

1)シラカシ伐採

 

 今日、シラカシの伐採をした。

 熟練の職人たちが立ち木を伐採。

 未熟なほっこりが伐採された枝を

 さらに細かくチェーンソーで切って

 パッカー車に詰め込んだ。

 

 このあと、ヤマモモの木も

 伐採した。

 

 

2)木によって全然違う切断感覚

 

 昨日は、タイサンボクと

 ヒマラヤスギを伐採した。

 

 タイサンボクは枯れ枝かと思うほど

 軽るく切れた。

 

 ヒマラヤスギは水を切ってるかと

 思うほど、水々しい感じだった。

 

 シラカシは、ケヤキを伐った時と

 同じ感じくらい堅さを感じた。

 

 ヤマモモは、シラカシケヤキ

 近い、堅さだった。

 

 木によって、切る感覚が全然違う

 ということを今日初めて知った。

 

 

3)林業や木工業の人たちは

 

 こういう経験の積み重ねなんだろう

 

 木が堅いとか軟質だとかの表現は

 実際、何年も何十年も

 いろんな木々を伐り続け、

 加工し続けて得た

 経験上の知見なんだ

 ということを今日つくづくと

 思い知った。

 

 馬には乗ってみよ、

 人には添てみよ

 

 なんてことわざがあるけど

 

 そこに

 「木は伐ってみよ」

 ということを

 追加してもらいものだと思った。

 

 

4)なお

 

 伐採した木には

 職長が、日本酒と塩を振りかけた。

 聞いたら

 「いうならば生き物を殺傷するわけで

 お祓いの意味だろうけど慣例」

 ということだった。

 

 縄文の精神が今に息づいている

 なんてことなんでしょうかねぇ。

 

 ・・・追記・・・

 

 上述の通りほっこりは、

 枝を切っただけで

 幹を伐った感触は得ていません。

 

 幹を伐ったらまた違う感触が

 あるかもしれません。

 

 ということで、

 以上の内容は、あくまで

 それぞれの大小の枝を切っての

 所感と限定させて頂きます。

 念のため。