老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

国連の機能不全とゼレンスキー

 

 ゼレンスキーなかなかやります

 

1)ウ・中の電話会談

 

 ウクライナ

 ゼレンスキー大統領が

 中国の習近平主席に申し入れて

 電話会談があったらしい。

 

 朝日新聞の配信ニュース

 「習近平氏とゼレンスキー氏が

  電話協議 ウクライナ侵攻始

  まって以来初」

 (2023/4/26 20:51)

 

 

2)難しいことはわかりません

 

 あくまで読書感想文派的

 どんぶり勘定老齢雑感者として

 思うのは、

 

 ゼレンスキーさん

 また一歩進めたなということ

 

 習氏を、

 平和的仲介者としての

 役回りに引きずり出した

 

 これ、ポイント高く

 ないですか。

 

 

3)以下、記事から引用

 

『 中国外務省によると、

  協議で習氏は、

  ウクライナ侵攻について

 

 「責任ある大国として、

  われわれは対岸の火事だと

  傍観することも、

  火に油を注ぐこともない」

 

   と強調。

 

 「核戦争に勝者はいない。

  各国は冷静さと自制を

  保つべきだ」

 

   とも語り、

 

  ロシアを念頭に

  核使用に反対する

  姿勢を示した。  

 

   また、

 

  習氏は

 

 「主権と領土保全

  相互尊重は

  中国・ウクライナ関係の

  政治的基礎だ」

 

  と強調。

 

 「中国は一刻も早い停戦と

  平和の回復のために

  努力する」

 

  と積極的に関与していく

  姿勢を示した上で、

 

 「中国は終始、平和の側に

  立つ」

 

  と和平交渉を

  促していく立場を強調。

 

 「各国と意思疎通を図る」

 

  と述べ、

 

  中国政府の特別代表を

  ウクライナに派遣する考え

  を表明したという。』

 

 

4)"たてまえ"の拘束力

 

 上のように習氏が言ったと

 中国外務省が表明してえいる

 わけですからね。

 

 たとえ、タテマエだとしても

 表明しちゃった責任は

 生じますよね。

 

 もちろん、

 評価はさまざま、

 やまほどあって

 千千に乱れるでせうが

 

 

5)勝ち負けでない機軸

 

 5月にウクライナ側の

 反転大攻勢とかの

 ニュースも流れる中で

 

 これ以上の

 ウクライナの兵士や人々、

 そしてロシアの兵士らの

 犠牲の拡大を阻止する

 ために

 

 ウクライナとロシアの争いに

 中国という、ロシアも目下、

 一目を置かざるを得ない

 いろんな意味での大国を

 巻き込んだ。

 

 そして、和平交渉

 「平和外交」の仲介者に

 習氏をしたてようと

 しているのです。

 

 

6)国連機能不全の張本人?

 

 本来であれば、と

 みんな思いますよね。

 

 こういうときに

 国連が機能しなければ・・と。

 

 そして、

 その国連の機能不全の

 張本人の一人が

 習氏でもあると、

 まあ、"西側"ではそう思う

 わけですが、

 

 習さんら側には

 習さんら側の見方があって

 そこは水掛け論になる。

 

 要は、国連が第二次世界大戦

 勝ち負けの産物でああるという

 根本的な問題を解決できて

 いないことが問題なので

 そこは、人類全体の怠慢。

 

 

7)いい乱反射を期待

 

 西側の"軍事支援"が

 お披露目できそうではある

 ゼレンスキー

 

 戦闘の最前線から

 武器不足を詰られるプーチン

 

 大国としての振る舞いを

 ここで見せておきたいらしい

 シージンピン

 

 それぞれに様々な事情と

 思惑があって、

 どっちが善だとか悪だとか

 いうような話では

 ないでしょう。

 (侵攻自体は間違いなく

  悪ですが)

 

 ただ、戦火の縮小、

 できれば停戦、できれば終結

 の方向に、事態が乱反射

 することを切に願うのみです。