老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

停戦への変化の兆しなのか

 今朝のヤフー記事

 

1)キエフ周辺露軍が移動

 

 ロシア軍がキエフ周辺の軍隊を

 一部移動させているらしい。

 (ヤフーで見たロイター記事)

 

 CNNは「一部撤退」の報道をしたが

 米国防総省は、「撤退でなく再配置、

 他地域での大規模攻撃の懸念」を

 述べたらしい。

 

 いずれにしても、"変化"には

 違いないですよね。

 

 別のAP伝では

 ウクライナ東部トロスティアネッツを

 ロシア軍から奪還した

 ウクライナ軍の戦車隊に手をふる

 市民の光景がアップされています。

 ロシア軍の苦戦を感じさせる動画です

 

 

2)ゼレンスキーの停戦案

 

 昨夜のテレ朝Newsの動画で

 ゼレンスキー大統領は

 「安全保障と中立化の保証、

  ウクライナの非核化」について

 合意する準備が出来ていると

 ロシアの独立系ジャーナリストへの

 インタビューで語ったそうですが

 

 その模様はロシア国内には

 報道されなかったそうです。

 

 ロシア国内ではゼレンスキーは

 悪の権化扱いでしょうからね。

 国民の戦意が萎えてはいけないという

 ロシアの情報コントロール

 

 

3)歩み寄りの兆し?

 

 29日の4回目の停戦交渉で

 ロシア側代表の

 メジンスキー大統領補佐官が、

 ウクライナの「中立化」に関する

 条約の提案を、ウクライナ側から

 受けたことを明らかにし、

 持ち帰って検討する考えを示した

 そうです。(毎日新聞記事)

 

 ウクライナ側代表団も

 「両国の首脳会談に持ち込める

 ほど、十分な(協議)の進展が

 あった」と述べた、そうです。

 

 

4)経済的にも苦境に立つ?ロシア

 

 4月4日、

 ロシアは複数の大型の

 国債償還期を迎えるが、

 外貨建てで準備ができず、

 ロシア通貨のルーブルで買い戻す

 方針を表明したらしい。

 

 経済のことはよくわからんのですが

 

 本来は外貨(ドル建て)で買い戻す

 ルールらしくルーブルでの買戻しは

 ロシアがデフォルト(債務不履行

 とみなされ、経済的苦境を一層増大

 させるそうです。

 (それほどでもないというような

 見方をする人もいるようですが)

 

 上はそれほどでなくても

 国民がインフレとかで苦しむのは

 (いつものことながら)

 間違いないようです。

 

 

5)双方限界にきている?

 

 以上のような記事を並べると

 ロシアの手詰まり感をひしひしと

 感じますし、

 

 ウクライナ側も市民の犠牲の

 長期化、深刻化は限界にきている

 でしょう。

 

 一日も早く停戦の話が

 深まってほしいと願うわけですが

 

 

6)プーチンはどう思っているのか?

 

 ミンスク合意の時と違って

 フランス、ドイツといったロシアに

 妥協的だった仲介者を失って

 世界を敵に回したロシアにとって

 

 交渉のポイントは

 ルガンスク州ドネツク州の

 ウクライナ東部2州の扱いに

 なっていくんでしょうね。

 

 ウクライナ側も、

 ゼレンスキー大統領言う通り

 安全保障、中立、非核は

 合意しやすいでしょうが

 

 ルガンスク、ドネツクについて

 独立といったロシア側要求を

 許容できるのかどうか?

 

 いやいやそれを

 阻止するための戦いだったと、

 国民の大方が考えることは

 間違いないでしょう。

 

 両州にはウクライナ語を母国語とする

 人たちが3割前後住んでいるそうです。

 ウクライナ人として生きていきたい

 という思いを、見捨てられるはずも

 ありません。

 

 しかしプーチンはどう出るか?

 ゼレンスキーはどう当たるのか?

 ひょっとして、プーチンの退陣要求

 とか、切り出さないか?

 (言いだしかねない気がするが、

  内政不干渉だからそりゃ

  ありえないですね。すいません)

 

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