老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

ウクライナ侵攻1年

 

 権力者の暴走を止める

 

1)7℃

 

 スマホの今日の天気

 今朝4:45の

 所沢の外気温7℃

 

 起きた時の

 凍える感じ

 なくなってます。

 

 

2)ウクライナは何度だろう

 

 2022年2月24日の

 ロシアのウクライナ侵攻から

 1年が経ちました。

 

 これに合わせバイデン米大統領

 ウクライナを電撃訪問。

 (2023/02/20-21)

 

 プーチン

 年次教書演説(2023/02/21)で

 「西側が戦争を起こし、

  ロシアはそれを止めるために

  武力を行使している」

 とか、相変わらず。

 

 ロシア統計局が20日発表した

 2022年の国内総生産(GDP)の

 速報値は、前年比-2.1%。

 西側が予測していた-8.5%の

 落ち込み予測はかなり外れた

 らしい(讀賣

 

 ウクライナ侵攻による世界的な

 石油やガスのひっ迫が、ロシアに

 高値販売の焼け太りをもたらし、

 西側制裁による経済落ち込みを

 見えなくさせているらしい。

 

 (-2.1%って微妙。信じれるか

  ということもあるにはある)

 

 

3)平穏そうなロシア国内

 

 たしかに、

 ネットのユーチューバーの

 インタビューに答える

 ロシア人たちの路上風景は

 平穏。

 

 生活の細かい所では物不足とか

 あるのかもしませんが

 

 熱狂的なプーチン支持者も

 冷めた非支持者たちも

 ロシア国内ではとりあえず

 平穏な暮らしを営んでいる

 ようです。

 

 プーチン

 陸の彼方の遠いところでの

 正義のための

 限定的な軍事作戦という

 

 国内の大方に痛みの少ない魔法は 

 まだ全然解けていない

 ようです。

 

 (その平穏さの裏で、′22年9月の

  部分的兵士動員令以降、ロシアに

  見切りをつけ、国外に脱出した人

  たちの数が数万人、数十万人規模

  に昇るという現実もあるにはある

  のですが・・・。)

 

 

4)痛みを麻痺させる勝ち負け理論

 

 実際、ロシアでも多くの軍人が

 亡くなっていて、日々その数が

 増えています。

 

 ウクライナでは、

 多くの都市が破壊され、

 軍人だけでなく多くの民間人まで

 死傷している。

 

 そういう痛みを

 なぜこうも人間は

 戦争と言う勝ち負けのロジックに

 引き込まれてしまうと

 感じなくなってしまうのか?

 

   

5)世界の当面の関心は

 

 ロシアが状況打開に

 核を使わないか?

 

 西側が表明した戦車などの

 ウクライナへの支援武器の

 3月、4月頃?の前線投入が

 どんな結果を招くのか?

 

 プラスにもマイナスにも

 それが気になってます。

 

 

6)戦争とはなんなのか

 

 プーチンも、ソ連崩壊後の

 混乱・低迷したロシア経済を、

 修正共産主義というのか何なのか

 よくわかりませんが、立て直し、

 ロシア国民に、生活の安定と

 そこそこの贅沢をもたらした。

 

 そういう面はたしかにあったようで

 (ロシア市民のインタビューでも)

 それが、ロシア国内での

 プーチン礼賛と声高な批判封じの

 同調圧力源になっているとも

 思うのです。

 

 そういうロシアを、少し前、

 確かに世界もウエルカムしました。

 安部ちゃんなんか北方領土問題で

 4島返還を2島返還でと、

 勢いで譲歩するほどだった。

 

 ただ、それですべてだったら

 よかったんですが、

 

 

7)問題の根は何か

 

 2014年のクリミア問題前後から

 狙いの地に親露派を育てては

 国境や領域を切り崩しにかかる

 というもう一つの顔もずっと

 プーチンにはあったわけです。

 

 以前にも書きましたが

 哲学者のジャック・アタリ氏が

 「プーチンに遠慮して、世界が

  その面を曖昧にしてきたことが

  今回の侵攻につながっている」と

 NHKの番組で言ってました。

 その通りだったなと思います。

 

 おそらく、

 かつてソ連の同朋とされた国々が

 かつての盟主を見限り「西側」の

 陣営に入っていくことが

 許せないのでしょう。

  

 そして、そのことで、

 「敵」が回りを取り囲んでいく

 という防衛的な強迫観念、

 奪わなければ奪われるという

 領土喪失の強迫観念が、

 

 いつの時代もわかりやすく、

 国民に印象付けられ

 共有されていく

 

 

8)そこに絡み込むメンツ 

 

 そういう強迫観念は

 なんとかせよという声、

 世論に結び付けられ

 

 あのプーチンなら

 なんとかしてくれるという

 期待と称賛に結び付けられ

 

 当人も俺ならそれを

 なんとかできると信じ込み

 (クリミアで

  うまくいったじゃないか!)

 

 そして、それができなければ、

 権力、政治生命の失墜に繋がる

 絶対に後戻りはできないと

 身勝手な自縄自縛に陥る。

 (確かに政敵は、ここぞとばかり

  わめきたてるだろう)

 

 国家威信と私的メンツの公私混同で

 人の命を道連れにしてしまうのが

 戦争というものだろうと

 これまでにも何度か

 書いてきたところです。

 

 でも、そろそろ、 

 

 戦争とは何なのか、

 

 国境の脅威という疑心暗鬼の

 本当の正体がなんなのか?

 

 為政者のプライドには

 人民のためになる良きプライドと

 人民にとって害にしかならない

 悪しきプライドの2つがある

 というようなことを

 はっきりさせるとか

 

 おおまじめに考えて

 整理しなければならない

 

 そういうところまできていると

 ほんとにそう思います。

 

 今ほっこりは65歳。

 あと何年生きられるのか

 定かではありませんが、

 最近の世間相場からいえば

 あと20年前後くらいかなと。

 

 その間になんとか

 そういう世界が達成されて

 それを見届け、心置きなく

 死んでいけたらと

 ほんとにそう思います。