老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

ロシアで称賛されるべきウクライナ市民の抵抗

 今は国連に期待するしかない

 

1)2022年4月26日

 

 国連のグテレス事務総長とロシアの

 プーチン大統領がモスクワで会談した

 そうだ。

 (4/27 21:18 毎日新聞配信『マウリポリの

  製鉄所退避、早期実現難しく 国連事務総長

  が訪露」)

 

 (以下、ドンブリ勘定要約)

 グテレス氏はウクライナとロシアの

 協議促進を訴えたが、プーチン大統領

 は、キーウ近郊ブチャでの民間人虐殺

 問題にロシア軍は関与しておらず、ウ

 クライナ側のプロパガンダ、そういう

 ことが協議を遅らせていると主張し、

 停戦方向への話し合いは進まなかった

 らしい。

 

 

2)みのり薄かったかもしれないが

 

 プーチンと対談できたのはいいことだ

 ろう。もっともっと関与を深めて、

 プーチンやロシアメ・ディアやロシア

 国民の目を、自国内から引っ張り出す

 べきだと思う。最初はロシア国営なん

 とかが自国賛美の基調にバイアスかけ

 るとしても。

 

 また、対談が、ロシアのこれまでの蛮

 行にお墨付きを与えるようなことが、

 あってはならないとも思うけど、とに

 かく、もっともっと、対談や協議の頻

 度を上げる努力をすべきだろう。

 

 

3)素人考えだとは思うけど

 

 アゾフスターリ製鉄所地下の民間人退

 避についての「原則合意」後の諸手続

 きの話は実にもどかしいけど、一足飛

 びにできない難しいところなんでしょ

 うね。

 

 そして、記事中一番重要だと思ったの

 は、この部分。

 

 『またグテレス氏との会談で、プーチ

 ン氏は「民間人がいるということだが

 それならばウクライナ軍が解放すべき

 だ。そうでなければ、民間人がテロリ

 ストとして活動していることになる」

 とも表明。態度の軟化はうかがえず、

 ロシアがどこまで協力するのかは定か

 でない。』

 

 地下に残る民間人に反ロシアの思いは

 当然だし、自分たちが、ウクライナ

 の盾になってウクライナ軍をそしてウ

 クライナを支えているという誇りのよ

 うな決死の思いもあるような気がする

 (あくまで素人推量です)。

 

 それが、プーチンの立場、ロシアの側

 からするとテロリストと断罪すべき存

 在になる、というのだけど、

 

 他国からの侵略に対して、なんの抵抗

 もするなと、プーチンはロシア国民に

 教育するだろうか? そうではないだ

 ろう。彼らは、自国防衛のために立ち

 上がった「英雄的同士たち」なのであ

 り、それはロシアでも称賛される人々

 のはずである。ロシア人が称賛すべき

 行動をとっているウクライナ人たちな

 のだ。

 

 

4)彼らがなぜ立ち上がったのか?

 

 ロシアの侵攻があったからなのは明々

 白々。

 

 ロシアの侵攻はやむを得なかったと、

 少し前にプーチンは語っていたらしい

 けど、それはあくまでプーチンの見方

 で、ウクライナ側にはウクライナ側の

 見方、歴史がある。

 

 つまり長い歴史のこじれ合いの結果の

 侵攻なのだろうけど、

 そのこじれ合いにおいてこの侵攻が、

 ほんとうにプーチンの言うように、止

 むを得ないものだったのかどうか、

 

 それを、カントの言うような純粋な国

 際機関(NHK100分で名著から)が裁

 定すべき場面なのでしょうけど、今の

 国連ではぞれが難しい、人類は、あと

 一歩のところを詰め切れていない、そ

 の悲劇なんですね、きっと。

 

 でも、国連は頑張るしかないんで、な

 んとしても、次の段階へ、早く、一刻

 も早く、取り組みを深めてほしい。

 

 切に、切にそう願います。