老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

クリスティン・マクビー

 

  いろんな人が亡くなっていく

 

1)昨年11月30日に

 

  フリートウッド・マック

  クリスティン・マクビーが

  亡くなっていた。知らなかった。

 

  しばらくぶりに1976年の

  Rosebud なんちゃらとかいうライブステージの(※1)

  演奏が聴きたくなり

 

  動画検索していたら

  クリスティン・マクビーのキャリア伝える動画があり

  えっと思ってWikipedia見たらそうだった。

 

  79歳だったらしい。

 

 

2)女性のストイシズム

 

  女性っぽさ溢れるスティービー・ニックと違い

  クリスティン・マクビーは

  純文学的、哲学的な感じというのか

 

  恋愛の歌を歌っても何かしら

  ストイックな感じを受けそこが魅力だった。

 

  70年代に大ヒットした

  「ユー・メイク・ラヴィング・ファン」も

 

  歌詞的には離婚の後の新しい愛の賛歌のような歌らしく

  ポップで明るく前向きな感じではあるんだけど

  でも、どっかに抑制効かせてる気高さっていうんでせうか

  そういうクレバーな感じのところが魅力の曲でした。

 

 

3)残念な感じします

 

  女性ボーカルのCDは、

  ジェニファー・ウォーンズと

  フリートウッド・マックしかもっていず

  

  結局青年期から今まで半世紀近く聞き続けてきたわけで

  なんか寂しい残念な感じです。

 

 

4)ソロアルバムで追悼

 

  Wikipediaの記事で知った2004年の

  2枚目のソロアルバム『 In the Meantime 』

  フルヴァージョンがネットにあったので

  追悼の意味込め聴く。

 

  クリスティン節が小気味いい曲ばかり。

   『 You Are 』なんかすごくいい。

  

  長く聞き続けられそうなアルバムです。

  アマゾンで2,598円。

  

  もう自分もそう長くないんだから

  本とか読み納めして減らしていってるんだから

  モノは減らす方向なんだから

 

  と、思うのだけれど・・・。 

 

 

5)お馴染みがどんどん亡くなっていく

 

  昨年は、キング・クリムゾンにいた

  イアン・マクドナルドも亡くなっていたそうです。

 

  どんどん、馴染が

  亡くなっていきます。

 

  長生きすればするほど

  そうなるんでせうね。

 

 

  ※1 昔NHKで「ヤング・ミュージック・ショー」という

     渋谷陽一さんの案内で始まる洋楽番組があった。

 

     昔は、洋楽雑誌の『ミュージック・ライフ』と

     この「ヤング・ミュージック・ショー」くらいが

     自分の洋楽情報の仕入れ元だったので、まさに、

     TVにかじりついて、みたものである。

 

     Wikipediaで振り返ると’71~’86だったらしい。

     当方は、’71が中1生。洋楽ブームの爆発といっしょに

     思春期迎えた世代であります。

 

     小6の頃、たしか夜の11時台?もっと遅く?に

     「ナウ・エクスプロージョン」という洋楽番組があって

     そのころから洋楽には目覚めていた。

 

     (さらに遡れば、小3、4、5頃はベンチャーズ・ブームで

      熊本県荒尾市にできた『三井グリーンランド』という

      テーマ・パークの走りのレジャー施設のステージで

      そのころの青年たちが演奏するベンチャーズ曲を聴いたりした。

      時代が、洋楽のカッコよさに向かっていたわけです)

     

     NHKで「ヤング・ミュージック・ショー」が

     始まったときには、快哉を叫んだものですが、

     あのころの全国の洋楽好きの中高生は、ほぼ

     似たような状況だったんじゃなかろうか。

 

     その「ヤング・ミュージック・ショー」で

     フリートウッド・マックの上記ステージが放送され

     「 I'm So afraid 」を聞いた時には、

     稲妻に撃たれた感じだった。

     

     Wikipedia振り返ると1976年12月30日、

     高校3年生の暮れのことだったらしい。

 

     70年代の洋楽は全く古くならないどころか

     ビジネスとかはあとからついてきたあの時代の

     オリジナルな感じは今も揺ぎなく輝き続けていると思う。

 

     因みに、「ナウ・エクスプロ―ジョン」で

     「ナウ~エクス~プロ~ジョーン!!!」って

     叫んでたのは小林克也さんだったんだと、

     ずっとあとになって、あの声からの類推で、そう思っていたが、

     今、ググってみてやっぱそうだったと分かった。

     

     70年代の事実関係に関して言えば

     70年代に生活していたころより良くわかる

     今と言う時代は、やっぱすごい時代です。

     ついでながら・・・。