老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

日本人の寒造り

 

 もがり笛を聞きながら

 

1)全国的に雪の警報が出ている

 

 ここ数日、日本海側で

 大雪が続いている。

 新潟では、雪に埋もれた車の中で

 亡くなられた方もいる。

 

 揚子江上空のでかい高気圧と

 日本上空のいくつかの低気圧で

 いわゆる、西高東低の

 冬型の気圧配置となって

 大陸の寒波が日本海側に

 大挙押し寄せている。

 

 岸田総理も昨夕、

 言わずもがなの外出自粛コメントし

 ネットでまた突っ込まれていた。

 

 所沢は吹きまくる木枯らしが

 天空の雲を追い払い

 今現在はピーカンの快晴状態。

 (2022/12/23 11:30)

 

 微妙に開けたサッシ窓からは、

 もがり笛が、

 

 うううぅぅぅううううぅぅぅぅっ

 うううううぅぅぅぅうううううう

 うふゅっうううっヴうううぅぅぅ

 

 と、うるさい。

 

 

2)東京の冬は寒いか

 

 先日、ロシア人ユーチューバーの

 ユーチューブを見ていたら

 ロシアの冬は、熱水循環の

 セントラルヒーティングで

 東京より断然暖かいと

 力説していた。

 

 そうなんでしょう。

 

 我が家も、

 昔の田舎の実家でも

 昭和の頃、だったか

 石油ストーブガンガン焚いて

 部屋んなか、

 ムッとするくらい温めてたけど、

 

 いつのころからでしょうね。

 

 あのムッと感がなくても

 よくなったのは。

 

 コーヒーに角砂糖2個を

 入れなくなったのと同じころ?

 いや、もっとあとだな。

 

 

3)あれから幾星霜

 

 昔は、暑かったし、寒かった。

 というのが、なんとなく、

 昭和世代がついこぼす

 合いことば、

 のようになっている。

 

 昔は、家の気密性低かったから

 暑さ、寒さは直撃だった。

 (兼好さんはそれを旨とすべしと

  言ってたわけですからね)

 

 そして、時は流れ、

 家屋の気密性は著しく高まり、

 エアコンの性能も格段に上がり、

 

 毎冬の風邪もすっかり

 ひかなくなったし、

 

 今や問題は、窓ガラスの結露!

 (我が家では)。

 

 サッシ窓を、気持ち1㎜ほど

 微妙に開ける(緩める)のが、

 結露も喉の渇きも防ぐ妙策。

 (我が家では)

 

 で、

 

 今日みたいな風の強烈な日は

 虎落笛が鳴り響く。

 

 

4)日本人好み

 

 熱水循環のしくみとか

 朝鮮のオンドルとかが

 普及しないのはなぜなのか?

 

 よくわかりませんが

 

 寒い期間の短さとか

 寒いったって氷点下は珍しいとか

 (北の方は別にして)

 家屋の木材嗜好とか

 

 やはり日本ならではの

 いろんな環境要因の

 絡み合いのなせる結果

 なんでしょうね。

 

 そういう意味では

 

 日本の冬は、

 ロシアの冬より

 ほんとうに

 寒いのかもしれませんが、

  

 冬の寒さで仕込む日本酒のように

 この寒さで培われる

 日本人らしさが

 あるのかもしれません。

 

 なんちゃって。