老齢雑感

ーあのとき僕はこう思ってたんだー

バリカンとクリップと快走帆船

 

 カタカナ語には用心が必要です

 

1)VOAの記事を読んでいて

 

 "clipper"という単語が出てきて

 Google翻訳で訳したらバリカンの

 ことだった。

 

 バリカンの語源が気になって

 また、あれこれググっていたら

 「考える人」というwebマガジンの

 サイトのなかに詳しい説明がありま

 した。

 

 バリカンは、機械の製造会社の社名

 でした。

 

 バリカンは、それで解決したけど

 

 

2)今度はクリッパーが気になる

 

 クリッパーがバリカンのことって

 どういうこと?

 

 "clipper"は、"clip" の人称化

 名詞という理解でいいようだけど

 

 研究社の英和中辞典でみると

 "clip"には、見出し2つあって、

 1】で、「切る」「切り抜く」

  「詰める」「もぎる」「語末略語

  の音の詰め」、口語で「ぶんなぐ

  る」「素早く動く」など

 2】で、「つかむ」「留める」

  と、なっていた。

 

 日本人の「クリップ」感は、2】の

 方でばかり醸成されていませんか?

 自分の感覚を、日本人全体に押し広

 げて恐縮ですが。

 

 とまれ、クリッパーもクリップも

 まあ納得で、よかった、よかった。 

 

 

 3)余談です。

 

 "clipper"には、早い馬とか、

 早い船とか、いう意味もあります。

 "clip"の素早く動くの意味辺り

 からでしょうね。

 

 "ship clipper"は「快走帆船」と

 訳されています。

 

 実は、この「快走帆船」には、

 Flying Cloud’s (飛雲)と名付けられた

 有名な快走帆船と、あるアメリカ人

 女性航海士の物語があります。

 

 以前、The Beatles の Eleanor Rigby

 を検索していて、Eleanor Creesy 

 「エレノア・クリージー」という

 名前がひっかかってきて、

 読み知ったわけです。

 

 日本でいうところの江戸末期頃、

 アメリカではゴールドラッシュ盛ん

 な西部開拓時代。この頃は、まだ、

 アメリカでも教育を受ける女子など

 ほとんどいなかったようです。

 

 そんな中、エレノアは父親から船の

 操縦を教えられ・・・。

 

 wiki の記事では、面白い壮大な部分

 が抜けているので、ぜひ、Eleanor

 Creesyで検索して、彼女について

 書かれているサイトを読んでみて

 ください。感動の物語です。